フジモト ミツオ
FUJIMOTO Mithuo
藤本 幹雄 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター リハビリテーション科 職種 専任講師 |
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論文種別 | 学術雑誌(総説) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【筋萎縮性側索硬化症(ALS)のリハビリテーション】 リハビリテーション医の対応 |
掲載誌名 | 正式名:MEDICAL REHABILITATION ISSNコード:13460773 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (113),25-29頁 |
著者・共著者 | 藤本幹雄 |
発行年月 | 2009/12 |
概要 | 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の告知は最初から患者と家族に同時に行うことが推奨されている。告知にあたり、リハビリテーション(リハ)科医の役割は、活動・参加のレベルでリハの手段を用いて、ある程度障害を克服可能であることを説明することにある。ALS患者に対する運動療法には議論があるが、最近の知見では積極的に運動療法を行うほうがよさそうである。過負荷を避けつつも運動耐用能を維持し、ADLを維持するために効率的な訓練を考えることが実践上でのポイントであり、具体的には坑重力筋の粗大な運動にバランス訓練や持久力訓練の要素を取り入れた立ち上がり訓練や歩行訓練を軸に運動プログラムを組むのがよい。疼痛に対してリハ科ではトリガーポイントブロック、温熱療法等を試してみることが有用である。嚥下障害、呼吸障害、コミュニケーションの障害に対しても適切なリハ処方が必要である。 |