フジモト ミツオ
FUJIMOTO Mithuo
藤本 幹雄 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター リハビリテーション科 職種 専任講師 |
|
論文種別 | 学術雑誌(総説) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 脳卒中超早期リハビリテーション戦略】 急性期病院における早期リハビリテーションとESD |
掲載誌名 | 正式名:MEDICAL REHABILITATION ISSNコード:13460773 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (161),47-51頁 |
著者・共著者 | 藤本幹雄 |
発行年月 | 2013/09 |
概要 | 脳卒中の発症後できるだけ早期から、起立訓練や歩行訓練等の積極的なリハを開始することが重要である。血圧等のバイタルサインを密にモニターすることにより、脳卒中の進行や再発のリスクが増大することを回避できる。重症患者におけるリハの主眼は麻痺の回復ではなくADLの改善であり、移乗、歩行などの介助量軽減のために起立訓練を中心とした抗重力筋の積極的な訓練を行いたい。上肢の軽度~中等度の麻痺が主症状であるような、機能障害の回復のための訓練が求められる場合には、通常のリハに加えて上肢の自主トレーニングを併用するなどの方法で十分な量の訓練を確保する。急性期の片麻痺患者では、金属支柱付きの長下肢装具を利用する機会が多い。下肢装具は障害の変化や麻痺の改善に応じて修正や変更を加えていく治療用装具として使用する。また、装具療法単独ではなく、起立訓練や歩行訓練を主体とした積極的な運動療法と併用することによって治療効果が得られる。海外ではESD(early supported discharge)が長期的な帰結に影響を与えることが報告されている。ESDは中等度の障害がある患者(Barthel indexが45以上)で最も効果的だとされている。 |