フジモト　ミツオ   FUJIMOTO Mithuo   藤本　幹雄    所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター　リハビリテーション科    職種   専任講師
論文種別	学術雑誌(原著)
言語種別	日本語
査読の有無	査読あり
表題	入院期心疾患患者における集団反復起立運動の効果について
掲載誌名	正式名：心臓リハビリテーション
掲載区分	国内
巻・号・頁	20(1),222-232頁
著者・共著者	横谷浩士, 三浦秀之, 岩瀬浩一, 関優, 藤本幹雄, 原田和宏, 川浦昭彦, 元田弘敏
発行年月	2015/03
概要	【目的】入院期心疾患患者における集団反復起立運動の効果を検証すること。【方法】当院循環器内科、心臓外科に入院し通常の理学療法に加え集団反復起立運動を行った患者で、運動療法開始時および退院時に各評価(膝伸展トルク、6分間歩行試験、Short Physical Performance Battery<SPPB>、Functional Independence Measure<FIM>を実施し得た143名(心不全患者76名、開心術後患者67名)、および心不全患者と開心術後患者をそれぞれ筋力高群と低群の2群に分けたサブグループで、各評価項目変化量と集団反復起立運動および通常の理学療法の実施量との相関分析を行った。【結果】心不全患者において、集団実施日数とFIM合計点、FIM運動項目、FIM認知項目の各変化量に相関を認めた(各々r=0.320、r=0.271、r=0.399、いずれもp<0.01)。開心術後患者筋力高群では、集団実施日数と膝伸展トルク変化量に相関を認めた(r=0.476、p<0.01)。【結論】集団反復起立運動は心不全患者のFIM、開心術後患者筋力高群の膝伸展筋力を改善する可能性が示唆された。