フジモト ミツオ
FUJIMOTO Mithuo
藤本 幹雄 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター リハビリテーション科 職種 専任講師 |
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論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 閉塞性動脈硬化症における外来監視型リハビリテーションの1症例を通して得た当院における課題 |
掲載誌名 | 正式名:旭中央病院医報 ISSNコード:02859017 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38,73-75頁 |
著者・共著者 | 細谷静香, 三浦秀之, 横谷浩士, 藤本幹雄 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | 60代女。慢性動脈閉塞症と診断された。下肢の造影CT検査では左浅大腿動脈のびまん性狭窄と右浅大腿動脈の部分的狭窄、膝下動脈の高度狭窄を認め、両側腓骨動脈はやや狭小していた。訓練は、トレッドミルによる歩行負荷訓練として、下肢の痛みが強い痛みになるまで速度4.5km/h歩行を3~5分継続し、痛みが改善するまで休憩するというサイクルの反復を約45分間実施した。連続歩行距離は訓練2回目で約112m、訓練3回目では150~225mとなった。訓練5回目に右第4・5趾間の白癬部より膿排出、炎症所見を認め、訓練をレジスタンストレーニング主体のものに変更し、訓練6回目で歩行負荷訓練再開となったが、その後増強する右胸部の痛みで脱落した。訓練に対する動機づけやモチベーション向上のための介入不足と、末梢動脈閉塞性疾患患者に対するリハビリ介入の遅延と、包括的な介入の必要性が課題として挙げられた。 |