アカサカ キヨカズ   AKASAKA Kiyokazu
  赤坂 清和
   所属   埼玉医科大学  保健医療学部 理学療法学科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 Changes in Medial Elbow Joint Parameters Due to Selective Contraction of the Forearm Flexor–Pronator Muscle
掲載誌名 正式名:Healthcare (Basel, Switzerland)
掲載区分国外
巻・号・頁 11(4),586頁
著者・共著者 Hiroshi Hattori, Kiyokazu Akasaka, Takahiro Otsudo, Yutaka Sawada, Toby Hall
発行年月 2023/02/15
概要 尺側側副靭帯(UCL)に対して前腕屈筋-前腕筋(FPM)が硬いほど、投球を繰り返してもUCLの弛緩が起こりにくくなることが知られています。本研究では、前腕筋のどのような選択的収縮がUCLに対してFPMを硬くするのかを明らかにすることを目的とした。本研究では、男子大学生の肘20本を評価しました。参加者は、重力ストレス下の8つの条件で前腕筋を選択的に収縮させた。肘関節内側の幅と、収縮時のUCLとFPMの組織の硬さを示す歪み比を超音波診断装置で評価した。すべてのFPM(特にflexor digitorum superficialis [FDS]とpronator teres [PT])の収縮は、安静時に比べて肘関節の内側幅を減少させた(p < 0.05).UCLはFDS筋の収縮により硬化する(p < 0.05)。FPMは、Flexor Carpi ulnaris (FCU)とFDSの収縮により硬化する(p < 0.05)。歪率UCL/FPMsでは、安静時と各収縮課題との間に有意差はなかった(p > 0.05)。しかし、FCUとPTからなる収縮では、UCLに対してFPMが硬くなる傾向があった。FCUとPTの活性化はUCL損傷予防に有効である可能性がある。