アカサカ キヨカズ   AKASAKA Kiyokazu
  赤坂 清和
   所属   埼玉医科大学  保健医療学部 理学療法学科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 Inter-examiner reliability in identifying lumbar paraspinal muscle atrophy by lumbar paraspinal muscle atrophy index, a novel parameter
掲載誌名 正式名:J Phys Ther Sci
掲載区分国内
巻・号・頁 34(11),737-740頁
著者・共著者 Yuki Hasebe, Kenta Suzuki, Kiyokazu Akasaka, Kazuo Saita, Satoshi Ogihara
発行年月 2022/11/01
概要 [目的】腰椎傍脊柱筋萎縮を識別するための新規パラメータである腰椎傍脊柱筋萎縮指標の検査者間信頼性を評価する。[参加者と方法】研究グループは、2013年7月から2017年6月の間に当院で変性脊椎疾患に対する腰椎後方手術を受けた平均年齢64.7歳(範囲:21-89歳)の成人225名である。術前の軸位T2強調磁気共鳴画像を用いて腰部傍脊柱筋萎縮指数を評価し、重度の腰部傍脊柱筋萎縮の有無について観察した。腰椎傍脊柱筋萎縮指数は、L1-2からL4-5までの各椎間レベルにおいて、2名の検査者が1回ずつ算出し、Cohenのカッパ統計を用いて、各レベルにおける萎縮の有無の分類の検査者間一致度を算出した。[結果】腰部傍脊柱筋萎縮指標は、L3-4レベル(κ、0.49)を除くすべてのレベルで一致度が高かった(κ、0.79-0.88)。L3-4レベルのカッパ統計が低いのは、このレベル特有の形態的特徴を反映していると思われる。[結論】腰椎傍脊柱筋萎縮指数は、腰椎傍脊柱筋萎縮を識別するための、新しく、簡単で使いやすく、十分に信頼できるパラメータである。