イシダ ヒデユキ   ISHIDA Hideyuki
  石田 秀行
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 直腸癌の側方リンパ節転移と鑑別を要した神経鞘腫の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
巻・号・頁 42(12),2262-2264頁
著者・共著者 渡辺 雄一郎, 馬場 裕之, 松澤 岳晃, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行
発行年月 2015/11
概要 はじめに:側方リンパ節領域での神経鞘腫の発生は極めてまれである。また、神経鞘腫はPET-CTにて高集積を示すことがあると報告されている。症例:67歳、男性。経過:下部直腸癌の術前PET-CTにて、左内腸骨動脈領域にSUVmax 2.6のFDG集積を認めた。側方リンパ節転移を伴う下部直腸癌の術前診断にて、側方リンパ節郭清を伴う超低位前方切除術を施行した。病理組織検査にて深達度はT3(A)であり、Rt263Dリンパ節転移を認めた。Lt263Dリンパ節として郭清されたなかに神経鞘腫を認めた。考察:本症例はPET-CTで左内腸骨動脈領域リンパ節転移陽性を疑ったが、病理組織検査にて良性神経鞘腫と診断された。リンパ節領域の神経鞘腫がPET-CTにて高集積となり得ることを念頭に置いて、大腸癌リンパ節転移術前診断を行う必要がある。(著者抄録)
文献番号 2016121460