イシグロ トオル   ISHIGURO Toru
  石畝 亨
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科
   職種   准教授
論文種別 学術雑誌(症例報告)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 腸管との交通が疑われたデスモイド腫瘍に対して非観血的治療が奏効した家族性大腸腺腫症の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
巻・号・頁 43(12),2316-2319頁
著者・共著者 伊藤 徹哉, 近 範泰, 山本 梓, 小倉 俊朗, 天野 邦彦, 石畝 亨, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 江口 英孝, 岡崎 康司, 持木 彫人, 石田 秀行
発行年月 2016/11
概要 症例は44歳、男性。家族性大腸腺腫症に対し腹腔鏡補助下大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術を施行した。術後1年9ヵ月後のCT検査で両側尿管閉塞と最大径22cmの腹腔内腫瘤を認め、Church分類IV期のデスモイド腫瘍(desmoid tumor:DT)と診断した。doxorubicin+dacarbazineによる化学療法を6コース施行した。CT検査でDTは著明に縮小したものの腫瘍内にガスと液体貯留を認め、腫瘍内ガス像は人工肛門閉鎖部の皮下まで連続していた。人工肛門閉鎖部の皮膚から便汁が流出したため、同部より腫瘍内の膿瘍をドレナージしたところ便汁を伴う排液は減少し、治療開始から30日目に退院した。ドレナージより10ヵ月経過した現在、壁肥厚に囲まれた内腔様の病変を認めているが、明らかなDTの再増大は認めていない。(著者抄録)
文献番号 2017326116