イシグロ トオル
ISHIGURO Toru
石畝 亨 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 准教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 大腸癌肝転移切除例における原発巣占居部位の予後への影響 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 44(12),1461-1463頁 |
著者・共著者 | 小倉 俊郎, 牟田 優, 伊藤 徹哉, 近 範泰, 幡野 哲, 天野 邦彦, 石畝 亨, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2017/11 |
概要 | 近年、切除不能進行大腸癌において右側大腸癌は左側大腸癌より生存期間が有意に短いことが報告された。しかし大腸癌肝転移切除症例において、原発巣の部位が生存期間に与える影響を検討した報告は少ない。2001~2016年の期間に当科で肝転移切除を施行した大腸癌113名を対象に、原発巣別に右側(盲腸~横行結腸)群と左側(下行結腸~直腸)群に分け、臨床病理学的諸因子と生存期間について両群間で比較検討した。右側群32例、左側群81例の間で、臨床病理学的背景因子について有意差を認めなかった。5年全生存率と無再発生存率(右側群vs左側群)は、各々62.1 vs 49.2%(p=0.55)、37.1 vs 33.4%(p=0.76)で、いずれも両群間に有意差を認めなかった。以上から、切除可能大腸癌肝転移に対し、原発部位にかかわらず肝切除を行うことは妥当と考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2018260621 |