ヨツモト ジュンコ   YOTSUMOTO Junko
  四元 淳子
   所属   埼玉医科大学  医学部 ゲノム医療科
   職種   専任講師
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 母体血胎児染色体検査(NIPT:Non-invasive prenatal testing)に関する遺伝カウンセリング前後での妊婦とパートナーの心理的ストレスの変化についての検討
掲載誌名 正式名:女性心身医学
ISSNコード:13452894/21897980
掲載区分国内
出版社 (一社)日本女性心身医学会
巻・号・頁 25(2),129-135頁
著者・共著者 廣瀬 達子, 白土 なほ子, 宮上 景子, 和泉 美希子, 四元 淳子, 関沢 明彦
発行年月 2020/11
概要 妊婦は児の先天性疾患の有無を不安に思い、出生前遺伝学的検査を検討するが、その前後では、妊婦やそのパートナーに強い心理的ストレスが生じている可能性がある。今回の研究では、検査前に実施した遺伝カウンセリング(Genetic Counseling:GC)の妊婦とパートナーへの影響をそれぞれの心理的ストレスの評価で調査し、GCの効果について検討することを目的とした。対象はNIPT(Non-invasive prenatal testing)を目的に2016年1月から2017年5月までに当院を初診した妊婦およびそのパートナー155組で、GC前後に無記名自己記入式質問紙調査を行った。GC前の質問紙は、妊婦の属性などを中心に構成し、GC後の質問紙ではGC前後の気持ちの変化をNRS(Numeric Rating Scale)で評価した。なお、本調査は当院倫理委員会の承認のもとで行われた。GC前後でのNRSは、妊婦群ではいずれの項目も有意に変化していた(ストレスp<0.0001、不安p<0.0001、気分の落ち込みp=0.001、安心感p=0.0095)。パートナー群は気分の落ち込み以外で有意な差がみられた(ストレスp=0.0001、不安p=0.0002、安心感p<0.0001)。妊婦とパートナーではGC前後のNRS点数の傾向に大きな差がなかったことから、GCでそれぞれへの適切な心理支援が実施されたことが示唆された。また、GC前後のNRSの変化値(GC後-GC前)は、安心感のみパートナー群のほうが有意に高かった。このことから、妊婦とパートナーでは安心を得る時期や内容が異なる可能性が示唆された。このように、GC来談者の心理評価を行うことにより、GCが妊婦とそのパートナーの不安やストレスの軽減につながると推察された。(著者抄録)
文献番号 2021080208