カトウ アズサ
KATOU Azusa
加藤 梓 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 麻酔科(麻酔科、産科麻酔科) 職種 助教 |
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論文種別 | 学術雑誌(総説) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | マウス致死性腹膜炎の感染巣処置後モデルにおける病態の検討 |
掲載誌名 | 正式名:Shock: 日本Shock学会雑誌 ISSNコード:09198156/21858225 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本Shock学会 |
巻・号・頁 | 38(2),40-44頁 |
著者・共著者 | 加藤 梓, 宮崎 裕美, 中島 弘幸, 末松 良平, 山田 浩平, 森 和真, Kearney Bradley M., 中島 正裕, 木下 学 |
発行年月 | 2024 |
概要 | われわれは28~30週齢のマウスに致死率100%の盲腸結紮穿刺を施行し、その6時間後に結紮穿刺盲腸の切除と腹腔内洗浄を行い、実臨床を想定したモデルでの敗血症救命後の病態を肺に着目し検討した。処置後、7、14日目にマウスを犠死させ、下腿筋を採取し肺の免疫細胞を評価した。致死的な汎発性腹膜炎への処置を行ったマウスの生存率は90%であったが、14日後でも体重と腓腹筋重量は減少したままであった。血中の炎症性マーカー、臓器障害マーカーは回復していた。肺では14日後も好中球と単球の集積が認められたが、肺胞マクロファージ、NK細胞、NKT細胞などの自然免疫系の細胞数には変化がなかった。肺胞マクロファージと好中球の貪食殺菌能も変化がなく、自然免疫能は維持されていることが考えられた。一方、肺でのCD4+T細胞とB細胞は処置14日後でも減少しており、獲得免疫能が減弱している可能性が考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | Z707300005<Pre 医中誌> |