アライ　トモユキ   ARAI Tomoyuki   新井　智之    所属   埼玉医科大学  保健医療学部 理学療法学科    職種   教授
論文種別	学術雑誌(原著)
言語種別	英語
査読の有無	査読あり
表題	Association between social interaction, frequency of going outdoors and neighborhood built environments among community-dwelling older adults in Japan
掲載誌名	正式名：地域理学療法学
掲載区分	国内
巻・号・頁	4(1),10-17頁
総ページ数	8
著者・共著者	Gohei Kato, Tomoyuki Arai, Yasuhiro Morita, Yu Inoue, Shogo Hiragami, Hiroaki Fujita
発行年月	2024/09/30
概要	目的：本研究の目的は、地域在住高齢者の社会的交流と関連する「外出頻度」および「近隣環境要因」について検討することであった。 方法：2008年から2011年にかけて、フレイル前段階の高齢者23名と、高齢者向け就労支援センターの登録者50名を対象に調査を実施し、無効回答者1名を除いた72名を分析対象とした。性別、年齢、社会的交流（社会的交流指数：ISI）、外出頻度、近隣の物理的環境（日本語版Home and Community Environment質問票）に関する情報を自己記入式質問票で収集した。さらに、市町村単位での居住可能面積あたりの人口密度も加えて分析に用いた。 多変量・多階層の線形回帰モデルを用い、ISIの合計得点を従属変数とし、外出頻度や近隣環境要因などを1階層目の独立変数、居住可能面積あたりの人口密度を2階層目の独立変数として解析を行った。 結果：平均年齢（標準偏差）は71.7歳（5.35）であった。外出頻度（β=0.75, p=0.016）および「安全な公園や歩行エリアの存在」（b=1.69, p=0.003）は、いずれもISI得点の高さと有意に正の関連を示した。 結論：地域在住高齢者において、外出頻度および「安全な公園や歩行エリアの存在」は、社会的交流の程度と関連していることが明らかとなった。