タカイ ヤスシ
TAKAI Yasushi
高井 泰 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 産婦人科(産婦人科、総合周産期母子医療センター産科) 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | てんかん発作を繰り返し全般性発作・NRFSで帝王切開となった1例 |
掲載誌名 | 正式名:埼玉県医学会雑誌 ISSNコード:03890899 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 58(1),271-275頁 |
著者・共著者 | ◎井上健太, 鮫島浩輝, 野口梨佳, 江良澄子, 松永茂剛, 長井智則, 菊池昭彦, 齋藤正博, 髙井泰 |
発行年月 | 2024/01 |
概要 | てんかん合併妊娠はコントロール良好なら経腟分娩が第一選択となることが一般的である.今回我々は,分娩進行中に強直性間代性けいれん発作が出現し,直後に遷延一過性徐脈を認め緊急帝王切開となったてんかん合併妊娠の症例を経験したため,反省点を含め報告する.症例は32歳2妊0産,てんかん合併妊娠のため妊娠10週に当院へ紹介された.レベチラセタムでコントロールされていたが,妊娠25週にてんかん発作が出現し,レベチラセタムを極量まで増量し,部分発作が散発したが経過観察していた.妊娠36週4日に前期破水し,陣痛待機中,けいれん発作が出現し緊急帝王切開となった.児は2,493g,Apgar score 8/9(1分/5分)で,合併症なく母児共に退院した.妊娠中のてんかんコントロールは可能であれば単剤だ望ましいが,コントロール不良の場合は2剤以上の併用も検討する必要があると考える.(著者抄録) |
文献番号 | 2024112281(医中誌) |