キャン リョウコ
KYAN Ryoko
喜屋武 玲子 所属 埼玉医科大学 医学部 臨床中毒科 職種 専任講師 |
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論文種別 | 学術雑誌(総説) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 埼玉医科大学病院における睡眠薬フォーミュラリの作成と運用 |
掲載誌名 | 正式名:精神科治療学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38(1),113-120頁 |
著者・共著者 | 水村 亮介(埼玉医科大学附属病院 薬剤部), 石川 章, 伊藤 護之, 宇都宮 暁, 眞壁 秀樹, 佐美三 怜佳, 須賀 建太郎, 黒澤 洋志, 小和瀬 由美子, 喜屋武 玲子, 草野 武, 鈴木 景子, 松岡 孝裕, 松尾 幸治 |
発行年月 | 2023/01 |
概要 | わが国におけるフォーミュラリの普及は低迷しており,作成方法が不明確かつ標準化されていないことが原因の一つに挙げられる。また,多施設でベンゾジアゼピン受容体作動薬の使用が転倒・転落等の医療安全上の問題となっていることを踏まえ,睡眠薬処方の適正化を主幹とし,フォーミュラリを運用することが重要である。今回,われわれは院内の多職種協働でワーキンググループを発足し睡眠薬フォーミュラリを作成した。睡眠薬服用経験がなく,入院中に不眠症状が出現した患者を対象として検討した。その結果,推奨薬は「一般成人」と「高齢者またはせん妄リスク群」の2群に分けて複数選ばれた。運用面では電子カルテ上の視認性向上や院内指示の統一化を行い,周知方法についてはeラーニングの活用や病棟薬剤師による普及活動等を行った。今回われわれが策定した睡眠薬フォーミュラリが他施設の参考となり,国内のフォーミュラリ普及の一助となれば幸いである。 |