ハシモト ナオヒト
HASHIMOTO Naohito
橋本 尚仁 所属 埼玉医科大学 医学部 呼吸器内科 職種 助教 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 上衣腫,RELA融合陽性の病理診断における免疫組織化学およびFISH法の有用性 |
掲載誌名 | 正式名:診断病理 ISSNコード:13456431 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 37(2),107-114頁 |
総ページ数 | 8 |
著者・共著者 | 橋本 尚仁, 石沢 圭介, 伊古田 勇人, 横尾 英明, 西川 亮, ◎佐々木 惇 |
発行年月 | 2020/04/15 |
概要 | RELA融合陽性上衣腫(EPN-RELA)の病理診断におけるL1 cell adhesion molecule (L1CAM)とnuclear factor-kappaBp65(NFκB p65)に対する抗体を用いた免疫染色およびFISH法の有用性を明らかにするために各種の脳腫瘍組織を検討した。L1CAMとNFκB p65はともにEPN-RELA5例全例で陽性であったが,1例ではL1CAM陽性細胞が50%以下であった。一方,RELA陰性の上衣腫の一部でNFκB p65陽性核が比較的多数陽性となることや非上衣性のグリオーマの一部がNFκB p65陽性であった。RELAとC11orf95の分離プローブを新たに作製して施行したFISH法はRELA融合の判定に有用であった。現時点では,EPN-RELAの確定診断には免疫組織化学とFISH法を併用することが推奨される。 |