タカヒラ シュウジ
TAKAHIRA SHUJI
髙平 修二 所属 埼玉医科大学 医学部 救急科 職種 准教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当院で経験した劇症型溶血性連鎖球菌感染症による急性腎障害5症例の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本急性血液浄化学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 11(1),61-63頁 |
著者・共著者 | 渡辺 裕輔(埼玉医科大学国際医療センター 血液浄化部・腎臓内科), 杉山 圭, 塚本 功, 高平 修二, 根本 学, 岡田 浩一 |
発行年月 | 2020/06 |
概要 | 劇症型溶血性連鎖球菌感染症(streptococcal toxic shock syndrome:STSS)は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)を含む多臓器不全が急速に進行する、致死率が高い病態であり、近年その報告数が増加している。当院ではこれまでにSTSS症例5例を経験したが、全例がAKI、敗血症性ショック、播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)を合併していた。5症例中4症例に対して血液浄化療法が導入されたが、治療により腎機能は回復し血液浄化療法を離脱可能となり、最終的に生存退院に至ることができた。一方、心肺停止状態で救急搬送され、血液浄化療法の導入に至らず救命し得なかった1症例も経験した。病態の進行が極めて急速であり、早期に適切な治療を開始できるかが予後を分けると推測された。 |