マエシマ アキト   MAESHIMA Akito
  前嶋 明人
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(総説)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【寛解を目指す膠原病診療】早期診断と治療 全身性エリテマトーデス
掲載誌名 正式名:内科
ISSNコード:00221961
掲載区分国内
出版社 (株)南江堂
巻・号・頁 112(1),33-37頁
著者・共著者 前嶋明人, 野島美久
発行年月 2013/07
概要 ループス腎炎は,全身性エリテマトーデス(SLE)の予後を規定する重要な臓器合併症である.ステロイドの普及,cyclophosphamideなどの免疫抑制薬の登場,透析医療の向上により,近年,SLEの生命予後は飛躍的に改善し,さらにマルチターゲット療法(ステロイド+mycophenolate mofetil+tacrolimus)やrituximabをはじめとする各種生物学的製剤の有効性も報告され,治療の選択肢が増えつつある.昨今の死因の第1位は感染症であり,強力な免疫抑制療法に伴う日和見感染が問題になっている.また,ステロイド長期投与による骨粗鬆症,動脈硬化なども懸念されており,生命予後を改善することからQOLを保つことに管理目標が移りつつある.各種薬剤のリスクとベネフィットを考慮しつつ,病態に応じた特異的な治療法の確立が望まれる.(著者抄録)
DOI 10.15106/J00974.2013227259
文献番号 2013227259