マエシマ アキト
MAESHIMA Akito
前嶋 明人 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 視野障害を呈したWegener肉芽腫症の一例 |
掲載誌名 | 正式名:関東リウマチ ISSNコード:09114807 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 関東リウマチ研究会 |
巻・号・頁 | (44),48-54頁 |
著者・共著者 | 大石裕子, 櫻井則之, 本橋玲奈, 前嶋明人, 松本孝之, 黒岩卓, 廣村桂樹, 野島美久 |
発行年月 | 2011/03 |
概要 | 症例は35歳男性で、発熱、鼻閉、鼻出血で前医にて右副鼻腔炎と診断され、副鼻腔開放術を受けた。鼻腔粘膜組織所見でWegener肉芽腫と診断され、プレドニゾロン(PSL)が開始された。前医退院2週間後、左眼視力低下・下半盲、更に右眼視力低下も出現し当科に緊急入院した。前額部中心に頭痛を認め、左眼視力は0.1、下半盲を呈していた。検査ではWBC、CRP、PR3-ANCAの上昇を認めた。胸部CTで両肺に計4個の多発結節影と一部空洞形成を認め、脳MRIで視神経管周囲の硬膜肥厚、副鼻腔炎を認めた。視力低下にmPSLパルス療法を行い、後療法にPSLを投与した。視力低下、視野障害、MRI上視神経管周囲の硬膜肥厚は速やかに改善し、頭痛は消失した。シクロホスファミドを併用してPSLを減量したが、肺病変の悪化を認め、mPSLパルスの2クール目を行い、後療法はデキサメサゾンとリツキシマブに変更して治療継続中である。 |
文献番号 | 2012011579 |