マエシマ アキト
MAESHIMA Akito
前嶋 明人 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科 職種 教授 |
|
論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 筋生検で組織学的診断に至った筋サルコイドーシスの一例 |
掲載誌名 | 正式名:関東リウマチ ISSNコード:09114807 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 関東リウマチ研究会 |
巻・号・頁 | (45),201-207頁 |
著者・共著者 | 月田真祐子, 櫻井則之, 内山和彦, 池内秀和, 坂入徹, 前嶋明人, 廣村桂樹, 野島美久 |
発行年月 | 2012/03 |
概要 | 66歳女。約5年前に霧視で発症した眼所見と両側肺門リンパ節腫脹からサルコイドーシスと診断され、前医で点眼治療のみで経過察中であった。今回、階段の昇降困難が出現して入院となり、血液検査でCK、ACEおよびリゾチームの高値を認め、X線では両側肺門リンパ節腫脹があった。眼病変では肉芽腫性前部ぶどう膜炎と硝子体混濁を認め、Gaシンチグラムでは両眼、縦隔・肺門領域、前腕・大腿部・下腿筋に異常集積を認めた。下腿MRIではSTIRおよび造影T1で右ヒラメ筋と左内側腓腹筋にびまん性の高信号域を認め、左腓腹筋からの筋生検では非乾酪性肉芽腫に加え、異物巨細胞、ラングハンス巨細胞を認めた。以上より筋サルコイドーシスと診断し、プレドニゾロン30mgの投与を開始したところ、約1ヵ月後には手すりなしで階段昇降できるまでに筋力は回復した。また、血液検査ではCK、ACE、リゾチームは速やかに低下し、治療開始後60日のMRIでは高信号域の改善を認めた。 |
文献番号 | 2013192978 |