マエシマ アキト   MAESHIMA Akito
  前嶋 明人
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(症例報告)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 合併したNSAIDs髄膜炎により診断に苦慮した菊池病の一例
掲載誌名 正式名:関東リウマチ
ISSNコード:09114807
掲載区分国内
出版社 関東リウマチ研究会
巻・号・頁 (48),72-78頁
著者・共著者 茂木伸介, 池内秀和, 木村隼人, 本橋玲奈, 櫻井則之, 坂入徹, 金子和光, 前嶋明人, 廣村桂樹, 野島美久
発行年月 2015/05
概要 20歳女。2ヵ月ほど前より発熱、関節痛が出現し、前医よりロキソプロフェンが処方された。その後、頭痛、嘔気の出現と肝機能の悪化がみられ、精査加療目的で入院となった。左鎖骨上窩に大豆大、左腋窩に小豆大のリンパ節腫大を認め、髄液検査所見などから無菌性髄膜炎と診断した。また、非ステロイド系抗炎症薬髄膜炎の可能性を考慮し、入院後定期内服していたジクロフェナクをアセトアミノフェンに変更したところ、頭痛は速やかに改善した。発熱は続き、頸部リンパ節腫大の増大がみられたため頸部造影CTを施行し、左鎖骨上窩リンパ節病理所見と合わせ菊池病と診断した。プレドニゾロン30mg/日の投与を開始したところ、速やかに解熱し、炎症反応も改善傾向となった。
文献番号 2015333491