マエシマ アキト   MAESHIMA Akito
  前嶋 明人
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(症例報告)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 再発性多発軟骨炎に後頸部限局性筋炎を合併した一例
掲載誌名 正式名:関東リウマチ
ISSNコード:09114807
掲載区分国内
出版社 関東リウマチ研究会
巻・号・頁 (51),53-56頁
著者・共著者 木下雅人, 池内秀和, 中里見征央, 坂入徹, 金子和光, 前嶋明人, 廣村桂樹
発行年月 2018/02
概要 症例は54歳女性で、入院3ヵ月前より嗄声、咽頭違和感を自覚していた。その後、発熱、咳嗽、呼吸困難、声門・声門下狭窄が出現したため前医緊急入院となった。気管内挿管されステロイド投与したところ改善し、抜管の後に退院し、当院紹介となった。ステロイド中止で再び声門下狭窄が出現し、炎症反応上昇、左右主気管支の浮腫性壁肥厚、主気管支レベルの内腔狭窄、末梢関節炎の出現を認めたため再発性多発軟骨炎と診断された。入院後プレドニゾロンを1mg/kgに増量したが、第2病日に呼吸困難が出現し、挿管の上人工呼吸器管理とした。筋生検ではT細胞を含む炎症細胞浸潤を伴って萎縮と変性を認め、筋の再生像もみられたが、全身的な筋所見に乏しく、限局性筋炎の診断とした。シクロホスファミドパルス療法を施行したところ、筋酵素は著明に低下、症状のさらなる改善もみられ、退院となった。
文献番号 2018248035