イノウエ イクオ
INOUE Ikuo
井上 郁夫 所属 埼玉医科大学 医学部 教職員・学生健康推進センター 職種 教授 |
|
論文種別 | 学術雑誌(総説) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【脂質異常症治療の最新動向-スタチンを軸とした展開】脂質異常症のトクホ |
掲載誌名 | 正式名:カレントテラピー ISSNコード:02878445 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)ライフメディコム |
巻・号・頁 | 37(10),996-1001頁 |
著者・共著者 | ◎井上 郁夫 |
発行年月 | 2019/01 |
概要 | わが国の保健機能食品制度は、平成3年(1991年)に「トクホ」としてスタートし、平成13年(2001年)には「栄養機能食品」、平成21年(2009年)に「トクヨウ」、平成27年(2015年)には現在の「機能性表示食品制度」が導入され、健康食品市場は拡大した。本稿では、その変遷を概説し、さらに脂質異常症予防における「トクホ」の利用について述べたいと思う。「トクホ」などの「健康食品」が、古来から伝わる「医食同源」という言葉の存在を再認識させてくれるのではないだろうか。わが国は玄米と白米の差異に着目するなど(鈴木梅太郎:榮養讀本、日本評論社、東京、1941)、早くからビタミンに対して興味を示し(その他のVitamin、井上貞吉:Vitamin、東京大学医学部柿沼内科教室 編、医学書院、東京、1951)、食と医の境界に踏みこんできた(Swinbanks D、O'Brien J:Nature 364:180、1993)伝統がある。現代では、さまざまな食品の効果がより科学的に分析されており、「トクホ」をきっかけにさらに老若男女にかかわらず人々の健康意識が高まることを期待している。 |
文献番号 | 2019371466 |