イイノ ノゾミ
IINO Nozomi
飯野 望 所属 埼玉医科大学 保健医療学部 臨床検査学科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(その他) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ホルマリン固定パラフィン包埋組織を用いたDNAの品質評価の試み |
掲載誌名 | 正式名:日本染色体遺伝子検査学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本染色体遺伝子検査学会 |
巻・号・頁 | 37(1),p56-p63頁 |
著者・共著者 | 飯野 望, 細田 裕貴, 菅野 佳之, 小峰 伸一, 堀井 幸美, 町田 浩美, ◎今井 康雄 |
発行年月 | 2019/05/30 |
概要 | ホルマリン固定パラフィン包埋(formalin fixed paraffin-embedded:FFPE)組織はレトロスペクティブ解析が可能なため,遺伝子検査に利用される機会が多い.しかし,FFPEの長期保存がDNA品質に与える影響についての報告が少ないのも現状である.我々は,2006年から2017年までの12年間に保存された大腸がんFFPE組織を対象にDNAの品質を解析したところ,吸光度比A260 /280nmおよびA260/230nmによる評価には限界があることが分かった.また,RNaseP遺伝子に対する定量PCR(quantitative polymerase chain reaction:qPCR)法によるLong Assay/Short Assayの代用として,BIOMED-2プライマーを用いたMultiplex-PCR法が汎用性,コストパフォーマンスに優れる有用な評価法の一つであると考えた. |