イシグロ トオル
ISHIGURO Toru
石畝 亨 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 准教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(その他) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【予防抗菌薬】 直腸癌待機手術に対する周術期予防的抗菌薬短縮化に関するランダム化非劣性試験 サブセット解析による検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科感染症学会雑誌 ISSNコード:13495755 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 13(4),307-312頁 |
著者・共著者 | 石橋 敬一郎, 近 範泰, 田島 雄介, 傍島 潤, 石畝 亨, 大澤 智徳, 横山 勝, 中田 博, 隈元 謙介, 福地 稔, 熊谷 洋一, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2016/08 |
概要 | 当科では、直腸癌待機手術におけるsurgical site infection(SSI)発生に関し、経静脈抗菌薬の投与期間は、術当日で十分であることをランダム化非劣性試験で明らかにしてきた。今回、この先行研究からHartmann手術、骨盤内臓全摘術を除外した267例を対象に、16因子についてロジスティック多変量解析を用いてSSI発生の危険因子について検討したところ、糖尿病の併存(P=0.01)、腹会陰式直腸切断術(P=0.01)が抽出された。抗菌薬の投与期間の長短によるSSI発生について、この2因子を含めた16因子についてサブセット解析を行ったところ、すべての因子で抗菌薬の投与期間の長短はSSI発生に有意な影響を与えなかった。直腸癌待機手術に対する術当日のみの経静脈抗菌薬投与は、SSIに関する特別な危険因子を考慮することなく、術当日のみで十分である可能性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2017058147 |