イシグロ トオル
ISHIGURO Toru
石畝 亨 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 准教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 胃癌穿孔に対する手術症例の臨床病理学的検討 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 45(2),309-311頁 |
著者・共著者 | 石畝 亨, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2018/02 |
概要 | 胃癌穿孔に対する手術症例の臨床病理学的検討から適切な外科治療について検討を行った。2005年5月~2016年12月までに当科で手術を行った胃癌穿孔17例を対象として臨床病理学的因子、術式、術後合併症および生存期間を後方視的に検討し、予後に影響を与える因子を解析した。胃切除術が13例(一期的切除8例、二期的切除5例)、大網充填術が4例に施行された。単変量解析での予後不良因子はR2手術(p<0.01)と術後非合併症(p=0.01)が抽出され、多変量解析ではR2手術(p=0.01)が予後不良の独立した因子として同定された。R0手術の症例では長期生存例が認められたが、術式を問わず術後合併症を併発したR2手術の症例は予後不良であった。根治可能な胃癌穿孔症例に対しては患者の全身状態を把握した上で、一期的もしくは二期的にR0手術を考慮し、R2手術の症例には穿孔性腹膜炎の治療や術後合併症の回避を優先すべきであると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2018155841 |