イシグロ トオル
ISHIGURO Toru
石畝 亨 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 准教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 高齢者大腸癌穿孔症例の治療成績 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 44(12),1311-1313頁 |
著者・共著者 | 伊藤 徹哉, 福地 稔, 近 範泰, 天野 邦彦, 幡野 哲, 石畝 亨, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2017/11 |
概要 | 高齢者大腸癌穿孔における治療の現状と問題点について検討した。2005年5月~2016年4月までに当科で手術を施行した大腸癌穿孔(非癌部穿孔を含む)症例を対象として、75歳以上12例(高齢者群)と75歳未満42例(非高齢者群)の治療成績を比較検討した。両群間で臨床病理学的因子や腹膜炎、敗血症、播種性血管内凝固症候群の重症度および30日以内の死亡率に有意差を認めなかった。Stage IVに対する化学療法の導入率は両群間に差を認めなかった。Stage II/IIIに対する補助化学療法の導入率は非高齢者群が有意に高率(p=0.01)であったが、無増悪生存期間や全生存期間には両群間で差を認めなかった。大腸癌穿孔手術症例の高齢者は非高齢者と同等の予後が期待できる一方、高齢者の大腸癌穿孔症例に対して(補助)化学療法を導入する妥当性については議論の余地がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2018260570 |