イシダ ヒデユキ
ISHIDA Hideyuki
石田 秀行 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 小切開下に膵温存全十二指腸切除術を施行したFAPの1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(12),1761-1763頁 |
著者・共著者 | 渡辺 雄一郎, 馬場 裕之, 傍島 潤, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石川 秀樹, 石田 秀行 |
発行年月 | 2015/11 |
概要 | はじめに:家族性大腸腺腫症(FAP)に随伴する十二指腸ポリポーシス(DP)に対する膵温存全十二指腸切除術(PPTD)に関する報告は世界的にも少ない。われわれは、小切開下にPPTDを施行したので報告する。症例:27歳、女性。経過:FAPのフォローアップ中、上部消化管内視鏡検査にてSpigelman分類(SC)stage IV DPと診断し、2014年11月、上腹部正中7cmの小切開をおきPPTDを行った。病理組織診断はすべての病変がadenomaであった。術後6ヵ月で体重減少はなく、糖尿病や脂肪肝の発生を認めていない。考察:SC stage IVは、進行癌を前提としない予防的切除の意味合いが強いことから、手術治療として膵頭十二指腸切除術は過大侵襲が否めない。若年女性のFAPに対する小切開下のPPTDは、低侵襲性、安全性かつ整容性の面においても推奨されるものと考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2016121293 |