イシダ ヒデユキ
ISHIDA Hideyuki
石田 秀行 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 家族性大腸腺腫症に併存した十二指腸神経内分泌腫瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(12),1764-1766頁 |
著者・共著者 | 渡辺 雄一郎, 馬場 裕之, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石川 秀樹, 石田 秀行 |
発行年月 | 2015/11 |
概要 | はじめに:家族性大腸腺腫症(FAP)の重要な随伴病変として、十二指腸ポリポーシス(DP)などが知られているが、神経内分泌腫瘍(NET)の合併はまれである。また、DPに対する膵温存全十二指腸切除術(PPTD)に関する報告は少ない。症例:62歳、女性。経過:FAPに対して49歳時に結腸全摘・回腸直腸吻合術を施行。サーベイランス目的の上部消化管内視鏡検査にて十二指腸下行脚を中心にポリープが多発し、傍Vater乳頭部に35mm大のやや不整な扁平隆起を認めた。Spigelman分類(SC)stage IV DPと診断し、PPTDを行った。病理組織検査にて、Vater乳頭部に7×5mmのNET G1を認めた。DPに癌化は認めなかった。考察:FAPに随伴する十二指腸乳頭部NET G1は極めてまれであり、さらにPPTDを施行した症例の報告はない。今後、厳重な経過観察が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | 2016121294 |