ハタノ サトシ
HATANO Satoshi
幡野 哲 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 専任講師 |
|
論文種別 | 学術雑誌(症例報告) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Stapled Ileal-Pouch Anal Anastomosis後の残存直腸に繰り返し発生した粘膜内癌に対し全周性の粘膜切除を施行した家族性大腸腺腫症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(12),2199-2201頁 |
著者・共著者 | 田島 雄介, 幡野 哲, 隈元 謙介, 石橋 敬一郎, 近 範泰, 小野澤 寿志, 松澤 岳晃, 持木 彫人, 山口 研成, 赤木 究, 岩間 毅夫, 石田 秀行 |
発行年月 | 2015/11 |
概要 | 家族性大腸腺腫症(FAP)に対し、大腸全摘・回腸嚢肛門(管)吻合術(IPAA)を行った場合に残存する残存直腸粘膜に癌が発生した場合の外科的対応については、コンセンサスは得られていない。今回、stapled IPAA後の残存直腸粘膜に繰り返し発生した粘膜内癌に対し全周性にmucosectomyを施行したFAPの1例を報告する。症例は43歳、女性。FAPで33歳時にstapled IPAAを施行された。術後6年してから残存直腸粘膜に粘膜内癌が出現し内視鏡的粘膜切除術を行っていたが、繰り返し出現するため根治術目的に紹介された。残存直腸に0-IIa病変を認め、経肛門的に残存直腸粘膜全切除術を行った。術後2ヵ月より狭窄を認め、内視鏡バルーン拡張を定期的に行った。術後6ヵ月の時点で直腸粘膜切除部のstep biopsyでは、円柱上皮が検出された。経肛門的残存直腸粘膜切除術後2年4ヵ月の現在、肛門症状など認めず経過している。(著者抄録) |
文献番号 | 2016121439 |