イシダ ヒデユキ
ISHIDA Hideyuki
石田 秀行 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Stage IV大腸癌穿孔症例に対する化学療法の効果 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(12),2242-2244頁 |
著者・共著者 | 小野澤 寿志, 隈元 謙介, 松澤 岳晃, 石畝 亨, 傍島 潤, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2015/11 |
概要 | Stage IV大腸癌の穿孔症例に対する治療成績と化学療法の効果について検討した。2005年9月~2012年3月の間に手術を施行したStage IV大腸癌穿孔症例11例(穿孔群)と、背景因子をマッチングした同時期のStage IV大腸癌待機手術症例22例(マッチング群)を対象に両群間での治療成績を比較した。穿孔群では人工肛門造設となった症例が多かった(p<0.01)。術後化学療法の導入率は穿孔群7例(64%)、マッチング群20例(91%)で差はなく(p=0.15)、全例にoxaliplatin-baseのレジメンが導入されていたが、Oxaliplatinのrelative dose intensityにも差は認められなかった(p=0.37)。累績3年全生存率は穿孔群35%、マッチング群54%と差はなく(p=0.35)、化学療法導入例に限っても、それぞれ51%、57%と差は認められなかった(p=0.74)。Stage IV大腸癌穿孔症例は術後oxaliplatin-baseの化学療法が導入できれば、非穿孔症例と同等の予後が期待できることが示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2016121453 |