イシダ ヒデユキ
ISHIDA Hideyuki
石田 秀行 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Stage III大腸癌穿孔症例の治療の現状と問題点 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(12),2245-2247頁 |
著者・共著者 | 小野澤 寿志, 隈元 謙介, 松澤 岳晃, 石畝 亨, 傍島 潤, 福地 稔, 熊谷 洋一, 石橋 敬一郎, 持木 彫人, 石田 秀行 |
発行年月 | 2015/11 |
概要 | Stage III大腸癌穿孔症例における治療の現状と問題点について検討した。1998年4月~2012年3月の間に手術を施行したStage III大腸癌穿孔症例6例(穿孔群)を対象とし、背景因子をマッチングさせた同時期のStage III大腸癌待機手術症例12例(マッチング群)と治療成績を比較検討した。穿孔群では人工肛門造設となった症例が多く(p=0.02)、手術時間は長く(p=0.02)、出血量が多い結果となった(p=0.04)。術後補助化学療法の導入率、再発率、再発形式は両群間で差を認めなかった。累積3年無再発生存率は穿孔群で悪い傾向があり(穿孔群44%対マッチング群81%、p=0.07)、累積3年全生存率は穿孔群で有意に悪い結果だった(17%対80%、p<0.01)。化学療法導入例のみの比較では、累積3年全生存率は穿孔群で悪い結果であった(50%対88%、p=0.03)。少数例の検討であるが、Stage III大腸癌穿孔症例は通常の待機手術症例と比較し、再発形式に違いはないものの、化学療法を導入しても予後が悪いことが示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2016121454 |