イシダ ヒデユキ   ISHIDA Hideyuki
  石田 秀行
   所属   埼玉医科大学  医学部 総合医療センター 消化管外科・一般外科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(その他)
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【わが国の家族性腫瘍の診療:未来への提言】 大腸癌研究会における家族性大腸腺腫症(FAP)の診療指針確立への取り組み
掲載誌名 正式名:家族性腫瘍
ISSNコード:13461052
掲載区分国内
巻・号・頁 16(1),14-18頁
著者・共著者 上野 秀樹, 石田 秀行, 小林 宏寿, 山口 達郎, 小西 毅, 石田 文生, 檜井 孝夫, 井上 靖浩, 金光 幸秀, 渡邉 聡明, 杉原 健一
発行年月 2016/01
概要 大腸癌研究会より発刊された遺伝性大腸癌診療ガイドライン2012年版は,日本家族性腫瘍学会の協力のもと,家族性大腸癌委員会が中心となって作成された.2012年に家族性大腸癌委員会にFAPワーキンググループが設置され,多施設後方視的コホート研究が始まった.本研究は本邦におけるFAPの臨床上の特徴や治療の実態を明らかにし,ガイドライン改定の根拠とすることを前提に計画された.本研究には23施設が参加し,2000~2012年に初回手術が施行されたFAP 303症例の臨床情報が網羅的に集積された.これらは,(1)本邦における外科治療の経年的変化,(2)大腸癌発生リスク,(3)術式・術後合併症,(4)随伴病変の発生リスクと治療,(5)大腸腫瘍の形態,(6)AFAPの臨床的特徴,(7)施設特性と治療内容の7つの観点より解析された.今後は特定のclinical questionに焦点を当てた前向きのコホート研究開始への取り組みが望まれる.(著者抄録)
文献番号 2017041442