タカイ ヤスシ
TAKAI Yasushi
高井 泰 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 産婦人科(産婦人科、総合周産期母子医療センター産科) 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 婦人科領域における肺血栓塞栓症(PTE)の実態とその予防管理に関する検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会埼玉地方部会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35(1),12-19頁 |
著者・共著者 | ◎保母るつ子, 髙井泰, 新田律子, 長井智則, 村山敬彦, 大久保貴司, 齋藤正博, 竹田省, |
発行年月 | 2005 |
概要 | 婦人科領域において深部静脈血栓(DVT)とその合併症である肺血栓塞栓症(PTE)は近年増加傾向にある.PTEは致命的になることから術中からの予防と対策を講じてきたが,2例の死亡例を経験した.その理由は,巨大骨盤腫瘍や悪性腫瘍では術前よりDVTが存在しており,術中からの予防措置だけでは不十分である.新たな予防法は,術前にDVTを効率的にスクリーニングし,早期診断により下大静脈(IVC)フィルター留置後手術に臨むこととした.DVT症例術前にIVCフィルターの留置を行った結果,現在のところ死亡例は認めていない.また,婦人科癌の中で卵巣癌が最もDVT合併頻度が高く,術前のDVTスクリーニングには,血栓マーカーのうちDダイマー測定が感度,特異度において優れていることが判明した(著者抄録) |