タカイ ヤスシ
TAKAI Yasushi
高井 泰 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 産婦人科(産婦人科、総合周産期母子医療センター産科) 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 子宮筋腫術後に発生した異所性平滑筋腫の2例 |
掲載誌名 | 正式名:埼玉産科婦人科学会雑誌 ISSNコード:21864349 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 45(2),107-111頁 |
著者・共著者 | 中村, 永信 長井, 智則 魚谷, 隆弘 花岡, 立也 赤堀, 太一 小野, 義久 松永, 茂剛 堀越, 嗣博 高井, 泰 斉藤, 正博 馬場, 一憲 関, 博之 |
発行年月 | 2015/09 |
概要 | 子宮外で異所性に発育する子宮筋腫は、異所性平滑筋腫(extrauterine leiomyoma)と定義される。近年、子宮筋腫の腹腔鏡下手術において、モルセレーターによる筋腫の腹腔内飛散により本疾患を呈したとする報告が散見される。本疾患の治療に関しては、外科的治療のほか、子宮筋腫と同様にエストロゲン依存性に発育するため、内分泌療法が有効であるとする報告もあるが、未だ一定の見解は得ていない。今回、開腹子宮筋腫術後に異所性平滑筋腫を認めた2症例を経験した。いずれも腹腔内に多数の腫瘤性病変を認め、開腹手術の結果、症例1は腹膜播種性平滑筋腫(disseminated peritoneal leiomyoma:以下DPL)、症例2はDPLに加えて良性転移性平滑筋腫(benign metastasizing leiomyoma:以下BML)と診断された。症例2では術後にGnRH agonistを投与し、腫瘍の縮小を得た。2症例について、異所性平滑筋腫の診断、治療法等を文献的考察を加え報告する。 |
文献番号 | 2015402432(医中誌) |