アライ トモユキ
ARAI Tomoyuki
新井 智之 所属 埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(その他) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 高齢者に対する単発のロコモ講習会後の運動継続率-2ヶ月後と2年後の追跡アンケート調査から- |
掲載誌名 | 正式名:日本骨粗鬆症学会雑誌 |
出版社 | 日本骨粗鬆症学会 |
巻・号・頁 | 4(2),171-176頁 |
著者・共著者 | 新井智之,藤田博暁,丸谷康平,旭竜馬,森田泰裕,石橋英明 |
発行年月 | 2018/05 |
概要 | 【目的】本研究では,単発で行ったロコモ講習会後2ヶ月と2年後の,参加者の運動継続状況を調査することを目的としている.【方法】対象は,本講習会への参加を希望した462人(男206人,女256人,平均年齢69.7±5.3歳)を対象とした.ロコモ講習会は,1回を90分で行い,その中で運動機能測定に加えて,3種類のロコトレ(スクワット,片脚立ち,かかと上げ)とウォーキングの指導を行った.その後の運動指導や介入を行わず,2ヶ月後と2年後にアンケートを郵送し,対象者の運動の実施状況を調査した.【結果】講習会2か月後のアンケートの回収率は65.6%,2年後の回収率は83.1%であった.ウォーキングの実施頻度について,週2回以上運動していたものの割合は,講習会開催前45.8%であったが,2ヶ月後は67.0%,2年後は61.5%と増加した.一方,講習会後に週2回以上ロコトレを実施していた人の割合は,2か月後で65.6%,2年後でも47.4%であった.また約40%の対象者は,ロコトレを実施していなかった.【結論】単発のロコモ講習会であっても,その後の運動継続率は比較的高く,参加者に運動を促す効果があることが示唆された. |