アライ トモユキ
ARAI Tomoyuki
新井 智之 所属 埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 地域在住高齢者における立ち上がりテストと運動機能,生活動作能力との関連 |
掲載誌名 | 正式名:日本骨粗鬆症学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本運動器科学会 |
巻・号・頁 | 3(4),377-386頁 |
著者・共著者 | 新井智之,藤田博暁,丸谷康平,森田泰裕,旭竜馬,細井俊希,石橋英明 |
発行年月 | 2017/11 |
概要 | 立ち上がりテストと運動機能や生活動作能力との関連を明らかにし,立ち上がりテストの有用性を検討することを目的とした.対象は地域在住中高年者765人(男性354人,女性411人,平均年齢69.7±5.3歳)であった.立ち上がりテストはすべての測定項目と有意な相関を示した.また順序ロジスティック回帰分析の結果,年齢,性別,BMI,体脂肪率,膝伸展筋力,片脚立ち時間,5回起立時間,2ステップ値,WOMACが立ち上がりテストと関連していた.また6群間の比較の結果,両脚20㎝不可能群は,他の群に比べて,運動機能や生活動作能力が有意に低下していた.一方で片脚40㎝,30㎝,20㎝可能群においては,運動機能や生活動作能力が有意に高い結果となった.【結論】立ち上がりテストは,高齢者の下肢筋力だけでなく,移動能力や生活動作能力を反映した総合的な指標であり,その結果から高齢者の運動機能や生活動作能力の低下を推察することが可能である. |