オオゴ ヒデキ   OOGO Hideki
  大庫 秀樹
   所属   埼玉医科大学  医学部 消化管内科
   職種   専任講師
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 ESDにて診断しえた大腸リンパ管腫の1例
掲載誌名 正式名:日本大腸検査学会雑誌
巻・号・頁 31(2),29-33頁
著者・共著者 山岡 稔、安武 優一、村田 宏子渡辺 知圭子、木下 俊介、小林 威仁、金 玲、茅野 秀一、宮川 義隆、山本 啓二、中元 秀友、穂刈 量太、三浦総一郎、今枝 博之
発行年月 2015/01
概要 症例は60歳、男性、検診の便潜血陽性にて近医で大腸内視鏡検査(CS)を受け、バウヒン弁対側に径約15mmの粘膜下腫瘍(SMT)を認めた。生検病理組織所見でMALTリンパ腫が疑われたため防衛医科大学消化器内科に紹介された。CSの再検で同部位に青色調のSMTを認め、EUSでは第3層に比較的明瞭で、均一な低エコー領域を認め、第4層は保たれていた。生検病理組織所見では一次リンパ濾胞構造がみられ、lymphoepithelial lesion は認められなかった。免疫組織染色でも異常はなくlymphoid hyperplasia に相当し、腫瘍性変化を認めなかった。診断的治療目的で当院総合診療内科紹介となった。CSでは正常粘膜におおわれ、柔らかくクッションサイン陽性であった。周囲を含めて 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により一括切除した。切除標本の病理組織所見ではリンパ球の腫瘍性増殖はみられず、粘膜下層に種々の程度に拡張するリンパ管と思われる脈管構造がみられ、リンパ管腫と診断、断端陰性であった。術前診断がつかず、ESDにて診断し得た大腸リンパ管腫の1例を経験したのでここに報告する