アカサカ キヨカズ   AKASAKA Kiyokazu
  赤坂 清和
   所属   埼玉医科大学  保健医療学部 理学療法学科
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(原著)
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 Prevalence of Glenohumeral Internal Rotation Deficit and Sex Differences in Range of Motion of Adolescent Volleyball Players: A Case-Control Study
掲載誌名 正式名:Healthcare
掲載区分国外
巻・号・頁 10(11),2263-2275頁
著者・共著者 Yasuaki Mizoguchi, Kenta Suzuki, Naoki Shimada, Hiroyuki Naka, Fumihiko Kimura, Kiyokazu Akasaka
発行年月 2022/11/01
概要 肩関節可動域(ROM)適応はバレーボール選手でよく観察されるが、思春期の選手の肩関節機能に関する研究は不足している。本研究では、思春期選手における肩甲上腕骨内旋欠損(GIRD)の有病率と性別に基づくROMの違いを明らかにすることを目的とした。バレーボール選手123名(男性63名、女性60名、平均年齢15.8歳)を対象に、質問紙調査とプラスチックゴニオメータを用いた肩関節と体幹のROM計測を行った。GIRDの有病率は、内旋差が10°以上、全旋運動が5°未満について調査した。GIRDと非GIRDの間で質問票項目とROMを比較し、ROMの性差も提示された。参加者のうち、38.2%(n = 47/123)がGIRDであった。GIRD群では、利き手側の外旋が低下していたが(p = 0.003, 1 - beta = 0.84)、これは肩の傷害歴とは関連がなかった。肩ROMの性差は、男性で低可動性、女性で高可動性を示した。しかし、思春期の選手では、肩の傷害とGIRDの間に関連は見られなかった。ROMには性差があり、今後の研究において考慮されるべきである.