アカサカ キヨカズ
AKASAKA Kiyokazu
赤坂 清和 所属 埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(原著) |
言語種別 | 英語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Effects of A Groin Pain Prevention Program in Male High School Soccer Players: A Cluster-Randomized Controlled Trial |
掲載誌名 | 正式名:International Journal of Sports Physical Therapy |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 17(5),841-850頁 |
著者・共著者 | Kazuki Fujisaki, ◎Kiyokazu Akasaka, Takahiro Otsudo, Hiroshi Hattori, Yuki Hasebe, Toby Hall |
発行年月 | 2022/08/01 |
概要 | 目的 高校サッカー選手の鼠径部痛に対する運動の予防効果を、NHE単独群、NHEとCAEの併用群、対照群の3群に分けて評価する。
デザイン ランダム化比較臨床試験 方法 日本の18歳以下のサッカーリーグに所属する7校の高校サッカー選手202名を対象に、16週間にわたるクラスター無作為化比較試験を実施した。選手は、CAEのみを実施するA群(3校、66名)、CAEとNHEを実施するB群(2校、73名)、通常のトレーニングを行う対照群C(2校、63名)に振り分けられました。本研究では、これら3つのグループにおいて、鼠径部痛の負傷回数、負傷率、負傷の重症度を比較しました。 結果 負傷者数はC群(18人)に比べB群(4人)で少なく、サッカーへのタイムロスはC群(16人)に比べA群(6人)、B群(3人)で少なくなっていることがわかった。負傷率はA群、B群で有意に低く、C群との相対リスクはA群0.42(95%CI 0.19%~0.90%)、B群0.19(95%CI 0.07~0.54)である。 結論 高校サッカー選手のトレーニングセッションにCAEを取り入れた16週間のプログラムは、サッカーに没頭した時間に応じて傷害の重症度に関連すると思われる鼠径部の痛みの発生率を減少させたが、CAEとNHEの両方を組み合わせることで、CAE単独よりも効果的であると思われる。 |