オクデラ コウジ   OKUDELA Koji
  奥寺 康司
   所属   埼玉医科大学  医学部 病理学
   職種   教授
論文種別 学術雑誌(総説)
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
招待の有無 招待あり
表題 間質性肺炎関連肺癌の病理
掲載誌名 正式名:肺癌
ISSNコード:03869628/13489992
掲載区分国内
出版社 (NPO)日本肺癌学会
巻・号・頁 64(6),828-838頁
著者・共著者 奥寺 康司
発行年月 2024/10
概要 間質性肺炎は狭義間質(肺胞隔壁)に主座をおく進行性の炎症性疾患である.エッセンシャルな病変は慢性的な組織傷害(肺胞上皮・間質の炎症)とその修復に伴う線維沈着であり,コンプライアンスの低下を招き,臨床的には拘束性障害としてマニフェストする.一方,病理学的には組織再構築病変(蜂窩肺)として帰着する.一般に,慢性炎症性疾患を背景におこる癌腫は,通常とは異なる特性を示す.例えば,炎症性腸疾患におこる炎症性大腸癌,慢性腎疾患・末期腎におこる後天性嚢胞随伴腎癌,慢性肝炎におこる肝細胞癌がある.本総説では,間質性肺炎を背景におこる肺癌の病理組織学的特性,組織発生(発癌要因や前癌病変),分子遺伝学的特性,診療上の問題点と解決のための自施設での工夫について述べる.(著者抄録)
文献番号 2025047313