ハセガワ ハジメ
HASEGAWA Hajime
長谷川 元 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科 職種 教授 |
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論文種別 | 学術雑誌(その他) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 重度認知症患者を長期型バスキュラーカテーテルにて外来透析導入した一例 |
掲載誌名 | 正式名:埼玉透析医学会会誌 ISSNコード:21870292 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 埼玉透析医学会 |
巻・号・頁 | 9(1),32-34頁 |
著者・共著者 | 佐藤 紗映子, 小川 智也, 濱田 隆行, 岡本 茉樹, 佐藤 真理子, 下郷 優, 寺尾 政昭, 小川 公己, 廣瀬 賢人, 山本 亮, 安田 邦彦, 原 宏明, 清水 泰輔, 長谷川 元 |
発行年月 | 2020/12 |
概要 | 長期型バスキュラーカテーテルを用いることで、78歳の男性患者に透析導入がスムーズに行えた症例を報告した。対象患者は15歳で蛋白尿、腎機能障害を指摘され、入院検査で糸球体腎炎と診断された。2017年に近医にて腎機能障害を認め、紹介受診となった。腎機能障害が進行し、2018年外来にて透析導入となった。認知症高齢者日常生活自立度IVで、短期記憶障害や妄想、暴言、暴行などの症状がみられたが、認知症に対して内服加療はされていなかった。初診後、主治医による透析導入の宣告・説得が繰り返されたが、本人は生活変化の不安や未来が予測できず恐怖感があり、透析導入を拒否していた。実弟とともに透析導入を説得し、認知症に伴う穿刺トラブルや透析時における抜針トラブルなどの回避、外来処置で挿入可能な長期型バスキュラーカテーテルを選択した。出口部は自己抜去防止のために前胸部でなく、肩関節部に向けて作製した。 |
文献番号 | 2021103109 |