ハセガワ ハジメ
HASEGAWA Hajime
長谷川 元 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科 職種 教授 |
|
論文種別 | 学術雑誌(その他) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 間欠的血漿交換に不応な病勢に対し、持続的血漿交換を行い一定の効果を認めた小児急性肝不全の一例 |
掲載誌名 | 正式名:埼玉透析医学会会誌 ISSNコード:21870292 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 埼玉透析医学会 |
巻・号・頁 | 9(1),43-46頁 |
著者・共著者 | 小川 公己, 安田 邦彦, 廣瀬 賢人, 山本 亮, 河合 雄一郎, 佐藤 紗映子, 塩田 裕也, 小暮 裕太, 佐野 達郎, 原 宏明, 羽田野 実, 清水 泰輔, 小川 智也, 叶澤 孝一, 長谷川 元 |
発行年月 | 2020/12 |
概要 | 術後肝不全に伴う高ビリルビン(Bii)血症に対して持続的血漿交換を行った日齢115日女児の症例を報告した。対象児は前医にて日齢27日に胆嚢炎の診断で胆嚢外瘻造設術を行うも改善せず、日齢51日に胆嚢摘出術を施行した。その後閉塞性黄疸が出現し、胆管空腸吻合術を施行したが、術後肝不全となり、肝移植に向け集学的治療目的で転院となった。急性腎不全および重度肝疾患に伴う高Bil血症に対して持続透析(CHDF)と間欠的血漿交換(PE)(血漿処理速度60ml/min)を開始した。改善に乏しく病勢は不安定なまま経過したことから、病日10日から血漿の処理速度を30ml/hrへ変更し24時間持続血漿交換(CEP)を開始したところ一定の効果が得られた。しかし、病日16日に腸管穿孔および腹腔内感染症をきたし敗血症性ショックとなり、救命困難と判断され病日17日にCHDFおよびCEPを中止し、病日22日に死亡確認となった。 |
文献番号 | 2021103112 |