|
マエシマ アキト
MAESHIMA Akito
前嶋 明人 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター 腎・高血圧内科 職種 教授 |
|
| 論文種別 | 学術雑誌(総説) |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読なし |
| 表題 | 【腎の再生医学】腎再生における幹細胞の探索 Label-retaining cellsを起点とした腎尿細管再生プロセス |
| 掲載誌名 | 正式名:医学のあゆみ ISSNコード:00392359 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 医歯薬出版(株) |
| 巻・号・頁 | 220(6),491-495頁 |
| 著者・共著者 | 前嶋明人 |
| 発行年月 | 2007/02 |
| 概要 | 本来、腎はさまざまな障害を受けても自然に回復する能力を備えている。臨床的には急性腎不全がその一例である。障害を受けて一過性に尿細管壊死に陥っても、反応性に周囲の正常な細胞が増殖・遊走・分化することにより、成熟したあらたな尿細管上皮が再生されると考えられている。最近、著者らはこの尿細管再生において中心的な役割を果たす細胞の存在を明らかにした。この細胞は虚血・再灌流後の回復過程でごく初期から分裂を開始し、その後増殖を繰り返して最終的には成熟した尿細管上皮へ分化する、という腎幹細胞的な役割を果たす細胞であることがわかった。さらに、この細胞は管腔形成能や多分化能を合わせもつ非常にユニークな細胞であることも判明している。今後、この細胞の増殖・分化を調節する因子あるいは選択的に活性化する因子などを見出すことができれば、腎再生医学のさらなる発展が期待できるものと思われる。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2007203234 |