|
フジモト ミツオ
FUJIMOTO Mithuo
藤本 幹雄 所属 埼玉医科大学 医学部 総合医療センター リハビリテーション科 職種 専任講師 |
|
| 論文種別 | 学術雑誌(原著) |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 損傷部位の異なる脳卒中歩行障害に対する神経学的音楽療法(NMT)の有用性について |
| 掲載誌名 | 正式名:日本音楽療法学会誌 ISSNコード:13466119 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 10(1),20-27頁 |
| 著者・共著者 | 阿比留睦美, 中野千鶴, 美原淑子, 菊地豊, 常田康司, 藤本幹雄, 美原 盤 |
| 発行年月 | 2010/06 |
| 概要 | 脳卒中による歩行障害を伴う患者35例に対し、通常の理学療法士による歩行訓練(1回約60分、週7日)に併用し、神経学的音楽療法の音楽よる歩行訓練であるRhythmic Auditory Stimulation(以下RAS)(1回約30分、週5回)を実施し、被殻、小脳、視床など異なる損傷部位別にその効果を検討した。RAS後、歩調、重複歩距離、麻痺側と健側の各歩幅、歩行速度において、それぞれ有意な増加を示したが(p.<0.05)、小脳損傷における歩隔、視床損傷におけるSymmetry Indexにおいて明らかな変化は認められなかった。脳卒中の歩行障害に対し通常の歩行訓練にRASを併用することは有用であるが、小脳や視床損傷の患者においては感覚障害や体幹運動失調の有無が配慮されるべきと示唆された。 |